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ビーシーの役割
Buoyancy Compensating (またはControl) Deviceの略で、一般的には「BC(ビーシー)」と呼ばれています。より安全に快適にダイビングを楽しめるようになったのは、このBCのお蔭といえるでしょう!
BCは、水面を移動したり休息をとったり、浮力を確保するための道具です。まるでライフジャケットのようですがそれだけではありません。このB.C.D(浮力調整装置)の最大の目的は、水中で浮き沈みなく一定の水深を保つことにあります。すなわち、中性浮力を得るために欠かせないダイビング用品なのです。
使い方は単純で、ベスト構造の浮き袋に付属したインフレーターという吸排気装置を使って、水中での浮力を調節します。空気を入れることで浮き、出すことで沈む。これら操作は指先ひとつで簡単にできるので、快適にそして安全にダイビングが楽しめます。
昔はこのような器材がありませんでしたので、当時のダイバーは、潜行するときや浮上するとき、または停止するときに肺を浮き袋のように使って浮力を調節していました。しかし、BCの登場で浮力調節が容易になり、レジャーダイビングとして人気を集めるようになったのです。
一方、「スキンダイビングのときの浮力の確保は、BCやライフジャケットがなくてもウエイト(オモリ)を外すことで生まれるウェットスーツの浮力で十分」「それらを付けるとかえって泳ぐときや潜るときは邪魔になり、スキンダイビングを十分に楽しめない」という考えも根強く残っているようです。
然しながら、BCやライフジャケットは、発生したトラブルに対応するための救命浮具であり、これがあると落着いてトラブルに対応することができます。「安全に楽しく」という基本をふまえれば、スキンダイビングにもBCはつけたほうがよいでしょう!
 
ビーシーの特徴
まずは、最近のBCのタイプとその特徴を簡単に整理してみました。
現在、BCには大きく分けて3つのタイプがあります。自分のレベルや、使用目的に合ったものを選ぶようにしましょう!
ジャケットタイプ
ジャケット全体に空気が入るタイプ。体を包み込むようにエアーが入るので、水中・水面ともにバランスが取りやすく、しっかりと身体をホールドします。緊急時や休憩時など、エアーを最大に入れたときは浮力が得られるため、多少のうねりがあっても海面から高い位置に頭部がくるといった特徴があります。
ショルダーベルトタイプ
胴や背中に空気が入るタイプ。最大の特徴はサイズの微調整ができること。サイズ調整ができるため、高いフィット感が得られます。また、袖ぐりの調節ができるので、ウェットスーツも薄手から厚手、そしてドライスーツまで対応が可能です。
バックフロートタイプ
タンクを支えるハーネス部分と浮力体が分離したタイプ。最大浮力が大きく且つコンパクトに収納できるのが特徴。またエアーを注入しても腕回りや身体の前面が自由なので、カメラ派ダイバーに人気があるようです。

また、男女兼用、女性専用のタイプがありますが、なによりも自分の体に合ったサイズとフィット感が重要になります。BCのサイズが小さいと窮屈に感じストレスを受けたり、浮力が不足したり、逆に大きすぎると水の抵抗を受けてバランスを崩したりと、どちらにしても中性浮力がとりにくくなってしまいます。サイズが合っていても、動き辛かったり、どこかが痛かったりすると、せっかくの楽しいダイビングも不快に感じてしまう場合もあります。
BCの発達によって水中での労力が減り、「スクーバダイビングの目的がレジャーとなることができた」とまで言われています。BCは、器材の中で最もダイバーに接する面が広く、浮力調整装置とした役割も大きいため、適正サイズとフィット感へのこだわりは、上級者・初心者に関係なく、ダイバーの必需品として実感することができるでしょう。
そして、このBCを装着することによって、「宇宙にいるような浮遊感」を手に入れることができるのです!

 

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