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ウミガメのメスが産卵のために浜に上がってくることは有名ですが、アオウミガメは産卵のためではなくても、オスでさえも浜に上陸して日光浴することがあります。自然の海でこのウミガメの日光浴行動が見られるのは、ガラパゴス諸島やハワイ諸島などの一部の地域に限られているのですが、なんとそれをこの新江ノ島水族館のウミガメプールでも見ることができます。えのすいでは春や秋の晴れた日にこの行動がよく見られます。
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重たい体をひきずって一生懸命浜に上がり、気持ち良さそうに日光浴している姿はほんとうに愛らしく、見ているとなんだかこちらまでゆったりとした気分になれます。
さて、ウミガメはなぜ日光浴するのでしょうか?ウミガメは爬虫類ですので、体温は周囲の海水温に左右されます。海水温が高ければ体温も上がり、活発に動くことができますが、低ければ動けなくなってしまいます。そのためウミガメにとって体温を高くすることはとても重要だと考えられており、日光浴で高まった体温により、代謝を高めているのではないかと言われています。また日光浴をすると消化の効率がよくなるとか、メスの場合卵の成熟が早まるとか、甲羅に生えてしまった海藻を枯らすためだとか、単に休憩するためだとか諸説ありますが本当のところははっきりとわかっていません。 |
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| アカウミガメの回遊 |
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日本の海岸でアカウミガメが産卵することはよく知られていますが、日本近海には子どものアカウミガメはいません。それでは日本で生まれた赤ちゃんたちはいったいどこにいってしまうのでしょうか?
このなぞについては長年、日本だけではなく世界のウミガメ研究者たちがさかんに議論してきました。 |
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| 最近ではウミガメの甲羅に電波発信機をのせ、人工衛星でウミガメがいる位置を特定する研究やDNAの研究などにより、どうやら日本で生まれたアカウミガメの子はハワイ諸島の沖を通って太平洋を横断し、アメリカの西海岸やメキシコに向かうことがわかってきました。そしてその近くの海でエサをたくさん食べてある程度成長すると、繁殖のため日本にまた戻ってくると考えられています。生まれたときは甲羅の長さがたった7cmしかない小さな赤ちゃんが、広大な太平洋を渡るのです。海流に乗ってたどり着くとしても、10,
000kmを超える長旅です。いったいなぜこんな大変な旅をする必要があるのでしょうか。この理由についてもわかっておらず、今後このなぞが明らかにされるのが楽しみです。 |