| イルカの脳 |
「イルカは頭が良い」「賢い動物」という言葉をよく耳にします。
イルカの脳の大きさは、種類や体の大きさによって様々ですが、例えば当館でもパフォーマンスなどで人気の高いバンドウイルカの脳は約1.6s(体長約3m、体重約300s)といわれています。対して私たち人間の脳は大人で約1.5s。しわも多く、脳の見かけも人間にかなり似ているとされていますが、私たち人間の視点から一方的に何かを比較するのはなかなか難しいものです。 |
| イルカは私たち人間と同じ哺乳動物ですが、一生を水中で過ごすイルカと、陸上で過ごす私たちでは生活が全く異なりますから、もともと一概に頭の良し悪しや賢さなど比較できる訳ないのかも知れません。
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バンドウイルカ |
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| イルカとトレーナーをつなぐ架け橋・・・「ブリッジ」 |
水族館のイルカたちはショーの種目はもちろんですが、健康管理のメニューなどもトレーニングを行ない、常に色々な事を学習しています。私たちトレーナーは日々「条件付け」によってトレーニングを行います。してほしい行動をしてくれた時には、すぐにご褒美(彼らが望むもの)を与えます。トレーニングや学習が常にイルカにとって楽しい事であるように心がけているのです。
でも、してほしい行動が、高いジャンプだった場合、瞬時にお魚をあげたり、褒めたりすることはできません。そこで登場するのが、ホイッスルです。イルカショーなどで、トレーナーがホイッスルを吹いている所を見たことのある方は多いのではないでしょうか?
このホイッスルは大変重要な役割を持っていて、イルカに「そう、それでいいんだよ!」という事を瞬時に伝えることができるのです。
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カマイルカ
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ホイッスルが鳴った時、イルカは魚を貰えたり、褒められたりと何か嬉しい楽しい事があると理解します。ホイッスルは私たちトレーナーとイルカをつなぐ架け橋になるのです。ですから私たちトレーナーは、ホイッスルのことを「ブリッジ」と呼んでいます。 |
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| 動物はいつでも前向きに学習をしている |
水族館で生まれた子供のイルカたちは、母親や、周囲の大人のイルカたちがしている事を見よう見真似で、色々な種目を覚えます。母親がジャンプをすれば一緒にジャンプをしたり、体温測定でお腹を出して尾ビレを持てばその横でお腹を出したりと色々なことを真似します。
色々な種目を楽しみながら覚えてくれるのはありがたいのですが、それだけではありません。もちろん私たちトレーナーにとっては有り難くない事だって覚えてしまうのです。例えば、誰もいないステージに乗りあがってみたり、さらに勢いあまって自分で降りられなくなったり・・・・・。(もちろん事故が起きたりしないように事前に最善の策を取っています。)
こうやって見るとやはり賢いとも言えるのでしょうか?イルカに限らず「動物はいつでも前向きに学習をしている」とも言えるのかもしれません。
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| (展示飼育グループ 野村
綾 ) |